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新しい年が明け平成の世もあと数ヶ月
昭和生まれのわたし
年はとっても気持ちは若々しく元気に過ごしていきたいと思う
ここ数年諸事情でお正月ができない年明けを迎えている
とは言え、何もしないのはちょっとさみしいので
軽い御節を作ったり
花を生けたり
今回は気取らず生活の中にお花を生けることを書いてみようと思う
今の時期は庭にお花が少ないのがさみしい
子供と家の近所を歩いていて
名前を知らない赤くて小さな実のような花がたくさんついた野花を見つけた
それをちょっと頂いて帰って生けてみる
白い花入れに森をイメージしてモコモコと生けてみた
クリスマス時期は周りにミニツリーやリースでクリスマスの雰囲気に
お正月前になったら周りのものを仕舞ってシンプルに
真っ白い花器に赤い実の様な花がよく映える
松などの針葉樹が入れば
もっとおめでたいお正月っぽいものに仕上がるだろう
大きめのシンプルな花入れがあると使いやすい
例えばこれからだと梅の枝を一、二本投げ入れで生けたり
どこの家庭にも割と植えてある水仙など
季節によって生けるお花が変わると雰囲気も違ってくる
壁に掛けられるものだと花台が無くても一輪ちょこんと飾れて便利
ウチでは廊下の壁やお手洗いに掛けている
私が好んで生けるのは同じ種類の花だけとか
同色同士のお花だけとか
あまりたくさんの色や種類をたくさん入れすぎないようにしている
花を生ける専用の花器だけでなく片口やカップ類でもちょっとした花入れにできる
欠けさせてしまったうつわを花入れにしたり
(これは二男が学校の帰り道に採ってきた野花。
自分で空き瓶に投げ入れで飾ってくれたもの)
これから春に向かいお花もたくさん咲いてくる
うつわを通して
使い手の日々の暮らしが少しでも豊かなものになるお手伝いができたらと思う
【RNBコラムニスト】
Atelier chie
岡田智恵さん(砥部焼作家)
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