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和菓子を手作りするのはものすごく難しいというイメージがあるかもしれません。
職人さんの作る練り切りのように、芸術作品のような美しい生菓子を作るのは確かに無理。
和菓子に欠かせないあんも、専門店のように手間ひまかけて炊き上げるのは、時間とコストを考えるとなかなか難しいでしょう。
でも、お茶菓子のような改まった席で食べる和菓子だけじゃなくて、昔から家庭で食べられてきたおやつも立派な和菓子。
ひと昔前までは、家庭でお母さんが子どものために作ってきたものでもあります。
あまり難しく考えず、ホットケーキを焼くような感覚でチャレンジしてみませんか?
今回ご紹介する“おやき”は、長時間つきっきりであんを炊いたり、芸術的な細工をしたりとか、そういう難しいことは必要ナシ。
分量もざっくり感覚で大丈夫。
材料も簡単に手に入るもの、というか、あるものを利用したのでOK。
時間が空いたとき、食べたいとき、思いついたときに手軽に作れて、材料もいつものスーパーで買えて。
さらにおかずの残りを活用したり、自由な発想で無限にアレンジもできるという、白玉粉で作る“おやき”です。
◇白玉粉のお焼き
【材料】 8個分
・皮
白玉粉 100g
水 100cc
白ごま、黒ごま 各適量
・あん
かぼちゃの煮物の残り 適量
高菜の漬物 適量
サラダ油、ごま油 適量
【作り方】
1.白玉粉に水を少しづつ加えながらこね、耳たぶよりも少し柔らかいくらいの状態に調整する。
2.かぼちゃの煮物は潰して滑らかにし、かぼちゃんあんにする。(好みで砂糖を加えて甘みを調節してください)
3.1の生地を8等分し、かぼちゃあんと高菜の漬物をそれぞれ4つづつ包んで平たく成型する。かぼちゃあんを包んだ生地の表面には黒ゴマを、高菜の漬物を包んだ生地の表面には白ごまを振っておく。
4.フライパンにサラダ油を熱してかぼちゃあん入りの生地を入れ、フタをして弱火で時々返しながら10分程度焼く。焼きあがったら取り出し、さらにごま油を加えて高菜の漬物入りの生地を同じようにして焼き上げる。
皮は白玉粉にほぼ同量の水を加えてこねるだけ、包むあんはそれこそおおらかになんでもあり、という簡単レシピ。
甘い系の“おやき”のあんは、かぼちゃの煮物以外にも、蒸したさつまいもや煮豆を潰したものでもいいし、市販の粒あんやこしあんなどを利用するのもいいですね。
おかず系のお焼きなら、おから煮やきんぴらごぼう、茄子の味噌炒め、炒り卵、ポテトサラダとかでもおいしくて作れます。
自由な発想の“おやき”もれっきとした和のおやつ。
おやつとしての和菓子にも親しんでみてくださいね。