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フイルムカメラからデジタルカメラへの変遷にともなって、シャッターを押した瞬間すべてを現像し保存していた時代から、データで適切に保存し必要なものだけを選んでプリントできる時代になりました。第3回目は、現在の写真事情に合った写真の楽しみ方についてお伝えします。
■アルバム作りに困っていませんか?
「きょうだいのアルバムは、別々に作ったほうがいいのですか?」
スクラップブッキングのレッスンでも、心理学講座でも、子育て中の方からよく聞かれる質問です。この手の質問に、私は子どもにとってどちらがいいかではなく、「作り手(親)にとって、どうすることが一番好都合なのかで考えてみては?」とお答えしています。
紙焼き写真でもフォトブックでも、アルバムを作るとなると、それなりの時間と労力を要します。本来、心を豊かにするためのツールであるはずの写真が、忙しい現代人にとって向き合い方によってはストレスとなりかねません。
子どもにとっては、ママやパパが笑っているのが一番!
だからこそ、子どものためにアルバムを作るという前提自体を、それぞれのライフスタイルに合わせて考えてみる必要があるのではないでしょうか?撮影した写真はデータで保存し、厳選してプリントすることができる今、従来通りにアルバムを作る必要はないのです。
■スクラップブッキングで、写真をさらにとっておきの1枚に!
スクラップブッキングとは、カラフルなペーパーや可愛い飾りを使って写真を魅力的にレイアウトしていくクラフトホビーです。
平たく言うとアルバム作りなのですが、30㎝四方の1枚のページに写真をレイアウトしていくものもあれば、プレゼントに喜ばれるミニブック、飾ることをメインに作っていくキャンバス作品などいろいろな種類のものがあります。
作り方も、簡単にあっという間に仕上がるものから、テクニック満載のアート作品までさまざま。写真を使う枚数や大きさも自分で決めることができ、とてもフレキシブルなのです。現在の写真を取り巻く環境にあった、写真の楽しみ方ができますよ。
■子育て世代にはうれしい効果も!
他にもスクラップブッキングをおすすめする点はいくつかあります。
人は記憶を忘れていく生き物ですが、感情が動くことがあれば脳が刺激されて記憶に残りやすいと言われています。
また、デザイン性のあるペーパーや飾り等を使用し、ああでもない、こうでもない、と頭を使いながら写真を飾っていくことで、バランスよく脳が使われると感情が整理しやすいというメリットがあります。
つまり、パパ、ママが子育ての中でぶつかるさまざまな感情を作成しながら棚卸しすることができるのです。そして、第1回目のコラムでお伝えしましたが、写真を飾ると子どもにもとってもいい効果があるんでしたね!写真と紙、はさみ、のりがあればだれでも簡単に始められますので、ぜひ試してみてください。
【自己紹介】
CROPDAYS 岡部可奈
アドラー心理学勇気づけコンサルタント、スクラップブッキング講師として、毎日頑張っているママを応援しています。
ブログ https://ameblo.jp/cropdays358
インスタ https://www.instagram.com/cropdays_kana/