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日常のストレス対策~温活講座~

2024/02/01

みなさん、こんにちは。香里です。

温活をテーマにしたお話も今回のコラムで最後となります。

これまで、『冷え』とはなにか、そして『冷え』を改善するための対策をお話ししてきました。

時間帯別の快適な過ごし方(第2回)、体を温める食べ方の工夫(第3回)、効果的な入浴方法(第4回)、質のいい睡眠のとり方(第5回)と項目別に具体的な対策をお伝えしていますので、復習がてら気になる項目を併せて読んでみていただけると嬉しいです。

最終回のテーマは「日常生活のストレス対策」をお話しさせていただきます。

この温活コラムで、皆さんが抱えている「冷え」が少しでも改善し、笑顔のお母さんが一人でも増えたり、ご自身やご家族の健康にお役に立つことができたりできると、私もとても嬉しいので、最後までお付き合いくださいね♪

 

 

ストレスと『冷え』の関係とは?

ストレスが「冷え」と関係あるの?」と思われる方もおられると思います。実は、強いストレスが自律神経のバランスを乱れさせ、冷えの原因になることがあるのです。

「不快な経験」のような刺激を受けると、緊張や不安などのストレス反応が生まれます。その状態が継続すると、自律神経が乱れて、交感神経が優位になります。すると、筋肉や血管が収縮し続けて、血行が悪くなり、「冷え」を引き起こす可能性があるのです。

 

 

ストレスの種類とは?

実はストレスには身体的な刺激(外的ストレス)と心理的な刺激(内的ストレス)があり、要因別に細かく分類することができます。

一般的に「ストレス」と聞くと心理的な刺激(内的ストレス)を思い浮かべることが多いと思いますが、生活上の様々な刺激がストレスの原因になることがあるのです。もちろん、複数の刺激が絡み合ってストレスの原因になることもあります。

【身体的な刺激(外的ストレス)】

〇物理的ストレス

寒さ、暑さなどの温度、光、音、臭い等の物理的な環境刺激など

 

〇科学的ストレス

薬物や食品添加物などの化学物質、酸欠やたばこの煙など室内の空気環境など

 

〇生理的ストレス

空腹や睡眠不足、体調不良、病気、妊娠、疲労など

 

【心理的な刺激(内的ストレス)】

〇社会的ストレス

人間関係、経済問題、仕事の納期やノルマ、情報過多、過密な都市生活など

 

〇心理的ストレス

不安、焦り、苛立ち、怒り、緊張、抑うつなど

※進学や就職、結婚や出産など喜ばしい出来事も「心理的な刺激」になることがあります。

 

 

 

ストレス反応の種類とは?

ストレスの反応には急性のものと慢性のものがあり、それぞれ心と体で反応を引き起こす症状が違います。

【急性の反応】

(心)

感情や気分が上下する(不安、悲しみ、恐怖など)

 

(体)

自律神経が興奮する(心拍数や血圧の上昇、発汗、筋肉の緊張、瞳孔の拡大など)

 

【慢性の反応】

(心)

物事に対する関心や意欲がなくなって、何もする気が起こらない(うつ状態)、気持ちが高ぶって解放的になったり、怒りっぽくなったりする(躁状態)、物忘れ、注意力の低下、幻覚、幻聴、倦怠感など

 

(体)

胃潰瘍、アトピー性皮膚炎、円形脱毛症、頭痛、摂食障害、ぐるぐると目が回るような回転性のめまいと難聴、耳鳴りなどの発作が繰り返し起こる(メニエール病)、難聴、発声障がい、自律神経失調症など

 

同じストレスを受けても反応の表れ方は人によって違います。なぜなら、性格や置かれている環境などによって、ストレスの受け取り方が一人ひとり違うからなんですよね。

 

例えば、会社で昇進した時に、「プレッシャー」と感じると強いストレス反応が表れる場合がありますが、「チャンス」と感じるとストレス反応は表れにくくなります。そう考えると捉え方次第で、ストレスを少なからずコントロールできるのかもしれませんよね。

 

 

良いストレスと悪いストレス

強いストレスは心身に悪い影響を与えますが、過度なストレスは生活や仕事に張りを与えます。ストレスは「悪い物」と思われがちですが、実はストレスにも「良いストレス」と「悪いストレス」があるので、少し整理しておきましょう!

〇良いストレス

環境の変化(入学や就職、転居など)、外部からの刺激によって「目標がはっきりする」「気づきが得られる」など心身に良い影響を与えるのが「良いストレス」です。自分を成長させ、人生を豊かにしていくストレスです。

〇悪いストレス

環境の変化(入学や就職、転居など)、外部からの刺激によって「不安や焦りを感じる」「やる気をなくす」など心身に悪い影響を与えるのが「悪いストレス」です。悪いストレスが一定の限界を超えると「冷え」だけでなく、他の健康障害をひきおこすことがあります。

 

 

リフレーミングで物事の捉え方を変える!

リフレーミングとは、物事の見方や考え方の枠組み(フレーム)を別の枠組みで捉え直すことです。心理カウンセリングでもよく使われる方法で、何か心配なことがある時や悩みがある時に、気持ちを前向きにする方法の一つとして有効と言われています。

(1)自分の短所を長所に言い換える

自分が短所だと考えていることは、見方を変えると長所になります。例えば、「小さなことで悩む」は「細かい所に気が付く」「慎重」と言い換えることができます。「頑固」は「粘り強い」や「信念がある」と言い換えることができます。このように、別の角度から見直すことで、気持ちをポジティブにして、心の負担を軽くしてくれます。

 

(2)時間の枠を変える

現在の出来事を過去や未来の視点から捉えると、違った見え方になる場合があります。例えば、「仕事が忙しい」という現在の状態は、未来の視点から捉えると「自分が成長するための貴重な経験」と考えることができますよね。

 

(3)具体的な数字に置き換える

「いつも」「何もかも」「みんな」などの極端な表現を使ってしまう場合は、具体的な数字に置き換えてみましょう。例えば「何もかもうまくいかない」という時には、実際に上手くいっていない事柄を数えてみて下さい。もし2つか3つならば、「何もかも」というほどの事ではないかもしれません。具体的な数字で考えることで「うまくいっている事の方が多い」と気づくことができるかもしれませんよね。

 

(4)例外を認める

自分や他人に対して「〇〇に違いない(決まっている)」「〇〇すべきだ(しなければならない)」といった極端な決めつけや思い込みは自分も相手も苦しくなります。自分の中にそういう考えがある時は、「△△なこともある」「△△とは限らない」と例外を認める柔軟性を持ってみましょう。

 

リフレーミングが役に立つのは、自分の考え方を変える時だけでなく、誰かとコミュニケーションをとる時にも役に立ちます。否定的な言葉を言い換えることで、肯定的に物事を伝えることができるようにもなりますので、是非取り入れてみて下さいね!

 

 

いかがでしたか?

最終回となる今回は、日常生活のストレス対策についてお話しさせていただきました。一言でストレスといっても、様々な種類があり、対処方法も人それぞれ違います。今回お話しした内容が、ストレスだけでなく人間関係でも何かしらのヒントになることができれば嬉しいです。

温活を通しての取り組みが、皆様と皆様のご家族の笑顔のお手伝いになることを、心からお祈りしています♬

6回にわたり、このような素敵な場所で、温活のお話をさせてくださったマサキデッキ様、本当にありがとうございました。そして最後まで、私のコラムにお付き合いくださいました読者の皆様、本当にありがとうございました!

 

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育てにくさを解消するサポートマイスター 香里

「お母さんは今のままで大丈夫!」「いつも家族のために頑張っていて、自分素敵!」を様々な講座を通してお伝えしています。

延べ200名以上のお母さんたちに、公民館や保育・教育機関での講演会などを通して、子育てがちょっとラクになるヒントなどを伝授し、日々の生活に簡単にそして楽しく活かせると大好評です。

子育ては子どもの数だけ存在します。正解や不正解はありません!周りと同じでなくていいんです。 「みんな違って、みんないい♪」と思える社会を目指して日々活動しています♪

 

 

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