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今回のコラムで、私が担当するテーマは最終回となります。
「色」を通して、心を豊かに育む「心の仕組み」と「関わり方」をお伝えしています。
色彩心理・勇気づけ子育て専門家 清水さゆりです。
5回目までのコラムで、理想のおうちで心地よく暮らすために使える色の「心理的効果」をご紹介させていただきましたね。
今回は、年齢による好みの変化や世界中で特に好まれやすい色など、「色を選ぶ心理」をお伝えします。
特に色決めはお気に入りの色を選んだり、その部屋で過ごす目的に合わせて選んだり、イメージしただけでも楽しくなりますね。
身近な「色」で、あなたが心から幸せに過ごせるヒントになれば幸いです。
家に家族や友人など人を招いた時に「すてきなお家ですね」と言われたり、自分のこだわりを褒めてもらったりしたら嬉しいですよね。
そんな時に、色で「おもてなし」をすることができます。
人が五感から得る情報のうち、約8割は視覚からだと言われています。
残りの約2割を、聴覚・嗅覚・触覚・味覚から得ています。
そのため、家の第一印象も見た目で決まる割合が高いのです。
あなたは、子どもの頃の好きな色と、今の好きな色は同じですか?
それとも違いますか?
人は、年齢や環境などの変化により、好きな色も変わりやすいのです。
それは、「心の状態」によって選ぶ色が変わるからです。
例えば、風邪を引いている時は、柑橘類のようなビタミンカラー(黄色・オレンジ・緑色など)を選びたくなることはありませんか?
あるいは、派手な色をしんどく感じることはありませんか?
好きな色や気になる色の変化に気づくと、心境の変化や心身のサインに気づくこともできますね。
そして、あなたが苦手と感じる色にも意味があるかもしれませんよ。
人は、生まれてからどれくらいで色の違いを見分けることができると思いますか?
赤ちゃんは生後4ヶ月頃には、基本の色である「心理4原色の赤・黄・緑・青」の違いが分かるようになると言われています。
幼児期は、黄色・オレンジ・赤色のように明るく鮮やかな色を好むと言われています。
子ども向けのおもちゃは、カラフルな色で作られたものが多いですよね。
小学生になると、女子は水色や薄紫などの淡い色、男子は青や赤などの原色も好むようになります。
そして、思春期には黒・紺・グレーなど落ち着いた色を好むようになります。
子ども部屋の壁紙は、年齢や成長に合わせてリフォームするのも楽しいですし、子どもの笑顔がふえるかもしれませんね。
世界中で好まれる色について、さまざまな調査が行われています。
そして、どの年代・性別・国でも比較的、好まれやすい色があると言われています。
それは、「青色」です。
例えば、青色からイメージするものは「空・水」などがあり、青色の意味は「平和・おだやか・落ち着き」などがありますよ。
使う相手のために選ぶ色で迷ったときに、思い出していただけると幸いです。
今日は、「年齢による好みの変化」や「世界中で特に好まれやすい色」など色を選ぶ心理をご紹介しました。
これまでのコラムで、お部屋の用途に合わせた効果的な色の心理的効果をお伝えしてきましたね。
もちろん、ご紹介した通りの色でなければならないと言うことは、ありません。
あなたが一番、心地いいと思える「あなたらしい色」でぜひ楽しんでみてくださいね。
毎日、暮らす大切な家であなたも家族ももっと幸せに過ごせますように♡
少しでもヒントになれば嬉しいです。
来月からの新しいご担当の方のコラムもどうぞお楽しみに^^
お読みいただき、ありがとうございました!
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色彩心理・勇気づけ子育て専門家 清水さゆり
(3児の母。勇気づけのカラーサロンゆーり代表)
「色」を通して感性を育み、豊かな心を育てる「心の仕組み」「関わり方」をお伝えしています。
「集中力・想像力・コミュニケーション力」を育む色育®シニアインストラクターとして、子育てと生活に簡単に色を活かす3つの入門講座(色彩心理学・色彩学・色の意味と傾聴入門講座)を開講し、すぐに活かせると好評です♪
保育・教育機関での講演会や働く女性・ママ向けコミュニケーション講座・資格取得講座の参加者数は、延べ1,140名以上。
大人も子どもも「自分が好き」と思えて、自分も周囲の人も大切にできる人がふえることを目指して活動しています。
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