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こんにちは。清水さゆりです。
前回は「美味しく見える色」を使って、食卓をさらに彩るコツをご紹介させていただきましたね。
今回は色の「心理的効果」の中から、おうちを心地よく過ごす空間にさらにするために、「寒暖差」を利用した色選びのポイントをお伝えします。
身近にある「色」で、あなたの生活がより快適になるヒントになれば嬉しいです。
色で「体感温度」が約3度も変わる!
季節の変わり目や気温・気圧の変化に合わせて、家族が元気に過ごせると安心ですよね。
初夏の訪れに向けて、健康に過ごせる体づくりをされている方もいらっしゃるかと思います。
そんなときにも使えるのが、「色」の心理効果なのです。
科学的にも証明されていて、赤系の「暖色系」と青系の「寒色系」では、体感温度が約3度も違うと言う実験結果が報告されています。
色が変わるだけで、「温度の感覚」が変わるのです。
赤、だいだい、黄色などの暖かさを感じる「暖色」は、体温や血圧を上げると言う実験結果が報告されています。
反対に、青緑、青、青紫などの冷たさや寒さを感じる「寒色」は、体温や血圧を下げると言う結果です。
そして、黄緑、緑、紫などの暖かさも冷たさも感じない色を「中性色」と言います。
暑い夏は「寒色」を、寒い冬は「暖色」を意識して、おうちで取り入れてみましょう。
初夏の訪れに向けて、少しずつ「寒色」を意識してみると、節電対策にもつながるかもしれませんね。
一年を通して快適に過ごせる「中性色」
夏は暑く感じさせすぎず、冬は寒く感じさせすぎない色が、「中性色(黄緑、緑、紫など)」です。
「中性色」は、一年を通して心地よく快適に過ごせる色とも言えますね。
そのため、一年を通して使うものや買い換える頻度の少ない物は、中性色にすると節約にもつながります。
例えば、リビングのカーテンや洗面所に薄いグリーンを取り入れると、心を落ち着かせるリラックス効果も高めることができます。
プライベート空間の寝室は、薄いパープルのカーテンを取り入れると、癒し効果も高めることができます。
カーテンは面積が大きく、部屋の印象を決める色でもあるので、迷ったときは思い出していただければうれしいです。
実は、色は目で見るだけではなく、「皮膚」からも色の違いを感じているのです。
目隠しで見えない状態でも、体感温度が変わると言う実験結果が報告されています。
おうちで起きている時間も眠っている時間も、色で心地よい空間に囲まれて生活できると、より幸せですよね。
季節に合わせた色選びで「自分らしさ」を表現しよう
クッションや置物など小物は、季節に合わせて変化させると楽しいですよね。
ですから、その時に心惹かれる色をぜひ取り入れてみてください。
何となく自分が選んだその色こそが、「自分らしい」心地よい色なのです。
自分が気になって「選んだ色」の変化から、心身の健康の変化に気づけるかもしれませんね。
身近にある「色」を使って、あなたのおうち時間がさらに快適になりますように♡
少しでもヒントがあればうれしいです。
次回も、おうちで簡単に取り入れやすい色の効果をご紹介させていただきます。
どうぞご期待ください^^
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色彩心理・勇気づけ子育て専門家 清水さゆり
(3児の母。勇気づけのカラーサロンゆーり代表)
「色」を通して感性を育み、豊かな心を育てる「心の仕組み」「関わり方」をお伝えしています。
「集中力・想像力・コミュニケーション力」を育む色育®シニアインストラクターとして、子育てと生活に簡単に色を活かす3つの入門講座(色彩心理学・色彩学・色の意味と傾聴入門講座)を開講し、すぐに活かせると好評です♪
保育・教育機関での講演会や働く女性・ママ向けコミュニケーション講座・資格取得講座の参加者数は、延べ1,120名以上。
大人も子どもも「自分が好き」と思えて、自分も周囲の人も大切にできる人がふえることを目指して活動しています。
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