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第4回「片づけたい!」使う場所に置く
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ちょっとしたことでも効率よく進められると、家事と片づけはとても楽になります。
そんなわたしの片づけの鉄板ルールのひとつが「使う場所に置く」です。
ゴミ箱をどこにどれだけ置くか、人によってそのバランスは異なります。
わたしは、点在派。
こどもがよく鼻を嚙むので、リビングテーブルの中にも設置していたことがあります。
ティッシュと小さなゴミ箱をセットで収めていました。
ダイニングテーブルそばの壁にもフックでプラスチック用のサブゴミ箱を設けています。
ゼリーやお菓子の包装をちゃんと捨ててほしいものの、
こどもはキッチンまで捨てに行くのを面倒に感じている様子。
語気を強めるばかりでは強要になるので、
手軽に捨てられるプラボックスを設置しました。
容量は小さいのですぐに溜まりますが、
それをメインのゴミ箱に捨てることはわたしも苦にはなりません。
ダイニングテーブルの上にお菓子やらゼリーの容器が放置されていることのほうが
ストレス。
洗面脱衣室はラックにフックをかけ、ミニボックスを吊り下げています。
吊り下げることで床掃除も楽ですよ。
先ほどのダイニングにあるサブゴミ箱と同じものです。
玄関にゴミ箱を置くことで、帰宅時に不要な郵便物をそこで捨て、
必要なものだけリビングに持ち込むという方法もありますね。
ベランダにほうきを置いていた頃は、玄関の土間も年に何度掃くかしら?
という恥ずかしい頻度でした。
やはりわざわざベランダに取りに行くことは面倒です。
そこで、ここでも「使う場所」ルールが発動。
隠す収納ではなく、玄関ドアにマグネットで吊り下げるだけ。
見せる収納って大袈裟なインテリアでもなく、
ただ必要なものを必要な場所に置いただけですが、
無印良品のミニホウキは不思議と生活感はなく、馴染んでいます。
家族を見送った際、帰宅した際、ササっと掃ける。
ほうきが見えていることよりもその手軽さのほうが勝ります。
文句なしのストレスフリー。
サイズアウトしたこどもの服や着古したTシャツはウエスに使っています。
そんな衣類を洗面所のストックかごにポイと入れておくのですが、
そのかごの中に裁ちばさみも一緒に。
使いやすい大きさに布をカットしますが、わざわざ裁縫箱まで取りに行くのは面倒!
よっぽど趣味でないかぎり、家で裁縫場面なんてあまりないわけですから、
たまにしか出番のない箱に裁ちばさみを入れておく必要はありません。
洗面所のウエスかごに裁ちばさみがあることで、
洗車をする夫も持ち出しやすくなっています。
押入の中の裁縫箱だと、はさみの居場所をいちいち聞かれることでしょう。
「あれどこ?」と家族に毎回聞かれることもストレスのひとつ
(聞く側もストレスですね)。
片づけは収める場所の工夫にとどまらず、家族との情報共有も重要です。
ティッシュケースもわが家では点在しています。
ダイニングなど人が集まる空間ではすこしいい感じに見せたいので、
シンプルだけどおしゃれなティッシュケースを。
ニトリのNOSETEというシリーズです。
キッチンのコンロ前の壁には、
百均アイテムの壁ピタでティッシュ箱をそのまま設置。
見えないところ、かつ汚れやすい場所では着飾りません。
洗面所ではスチールラックの構造を生かして、フックケースを使っています。
前マンションは狭小洗面所だったので、
フック式の商品を吊り下げることで解決できました。
このように、「使う場所に置く」は片づけをスムーズにする鉄板ルールです。
皆さんの家のあれやこれの収納場所。
本当にそこで、いいですか?わざわざ、取りに行っていませんか?
数を置きすぎるとかえってストレス!という人もいると思います。
点在させたほうが動線が楽な人。
集約させたほうがストレスが少ない人。
そのバランスは人によってモノによって違います。
わたしは、収納箇所が増えても「すぐに使える」ほうがストレスが減るので点在派。
皆さんのバランスはどうですか?自分にとって心地いい収納方法はどれですか?
使いたいときにすぐ使える」を意識して、動線や収納を見直してみてくださいね。
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ライフオーガナイザー/二級建築士 高田舞子
ちょっとした工夫や変化で暮らしは楽になります。
自分を知ることから、暮らしを整えていきませんか。目指せ自宅愛好家!
ブログ:https://ameblo.jp/cotton-style
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インスタ:@cottonstyle_