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おうちでの生活を楽しく幸せにするお手伝いをするマサキデッキが、
 今回お届けするコラムのテーマは・・・
 
 
 「脳・心のデトックス」
 脳や心もデトックス!?と驚かれる方も多いと思います。
 私たちは起きてから寝るまで、いや寝てる間も日々様々な感情や考えを持ちますし、テレビやスマホや身の回りなど色々なところから情報に触れています。
暑い寒いなど無意識に感じてるものもあれば、意識的に情報を探して受け取りにいっているものもありますね。
 そうしたものも脳や心の中に記憶や刺激などとして残っていくと考えると、デトックスとして代謝をあげていかないといけないと思うのです。
 「脳疲労をまねくマルチタスク」
 
 
 特にこのサイトを訪れている皆さんは、毎日の家事や育児に仕事などをこなしまさに「マルチタスク」を感じている方が多いのではないでしょうか。
 家事をしていたら子供に呼ばれ、子供の様子を見ながら片づけをしたり、仕事では退社時間に合わせてさまざまなタスクをこなし、お迎えにいきながら頭の中は帰ってからのスケジューリングでいっぱい。
 実は「マルチタスク」とは元々コンピューター用語で、複数の作業を同時に行うことを言うのです。
これが人間に行われている場合、実は効率がよさそうで脳に負担をかけることになり、かえって効率が悪くなるのです。
 
 人はマルチタスクをする場合、脳の中で同時進行させているのではなく、別の脳の領域で短時間で切り替えを頻繁に繰り返して処理しているのです。
 そのため、脳の特に前頭前野といわれる思考や創造性・作業記憶に関わる部分が大きくかかわるため、この記憶作業容量を超えてしまうと機能が低下して処理能力が落ち集中力が下がってしまうのです。
 つまり、人間の脳は本来「シングルタスク」なのです。
 そりゃぁ脳も疲れます。
ただ身体と違ってだるい痛いみたいな疲れではなく、機能が落ちるのです。
脳がうまく機能しないだなんて結構重大ですよね。
 
 「日々決断することで疲れる脳」
 
 
 身体を動かし続けると身体が付かれるのと同じように、長い時間意思決定を繰り返すことで脳が疲れて決断の質がさがってしまうことを「決断疲れ」といいます。
 ケンブリッジ大学の研究によると、私たちは1日に最大3万5,000回の決断をしているそうです。言語、食事、移動などだけでも平均して1日に2万回以上も選択をしているとも書かれています。
 
 衝動買いも決定疲れが原因だそう!
 じっくり考えるのが疲れてつい買ってしまうのだとか。長い時間買い物を楽しんで帰ったのに、よくわからないものを買ってしまった。なんて経験は私だけではないはずです。
 
 
 「ぼーっとしている方が脳活性している」
 これをDMNといいます。
 意識的に脳を働かせているときより、ぼーっとしているときの方が20倍も活動しているのです。車のアイドリングのように、すぐに脳のベストパフォーマンスに切り替えられるように脳をリラックスさせているのだそうです。
 
 ぼーっとするなんて、そんな簡単なことで脳の疲れがとれるの!?なんて思ってしまいますが、みなさん時間ができたらスマホ触っていませんか?何かしなきゃと次の家事のこと考えていませんか?
 脳の血流もよくなっているこのDMNをうまくとりいれることで、決断疲れにも負けない脳の機能を上げるデトックスにしたいものですね。
 
 「書き出すことで脳と心のデトックス」
 もう一つの脳と心のデトックスをお伝えしたいと思います。
何か悩み事や心配事、迷いなどがあるときにいつまでも解決できなくて悶々と鬱々とすることは多いですよね。または先延ばしにしたくなる決断があるときなども脳のエネルギーをかなり使っています。
そこで脳が疲れてしまうと、余計考えることが難しくなって堂々巡りになりますが、
紙やスマホなどに書き出すことで整理がしやすくなり脳疲労の解消につながるデトックスになるのです。
 
 
 「書くデトックス」
 
 脳の中から外に出す作業はまさにデトックス。
(この写真のように真ん中にテーマを据えて周りに書くマインドマップという書き方がおすすめです)
 今考えていることについて書き出すことで頭の中でもやもや隠れていたことが視覚的にも考えることができ、解決しやすくなります。
 できるようでしたら、書き出したこと一つをまた別の紙に「なぜなのか」と掘り下げて書いていく、またなぜなのかと掘り下げる。
 何段階か続けてみるとよりはっきりとしてくるでしょう。
 
 
 他にも方法はたくさん!
 詳しくはお近くの一般社団法人体力メンテナンス協会認定デトクッスプランナーへお尋ねくださいね。
 
 
 脳と心のデトックスについて止まりませんが、もう日常生活の中では切っても切り離せないデジタルの観点からもお伝えすることができます。
 
 次回は「デジタルデトックス」についてお話させていただきますね。