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こんにちは。
イラストレーター、アニメーション作家のミナティです。
愛媛県を拠点に女性向けのイラストやアートワークを手掛けながら日々の暮らしや自分の在り方に向き合うことを大事にしながら創作を続けています。
今回のコラムも引き続き、絵描きのわたしの視点と経験から
「創造の余白」について今回もお話ししていきます。
第3回目のテーマは
「書くことで余白が生まれる」
絵を描くこととは別の
『わたしを知るために 書く』時間が わたしには必要なんです。
日々のスケジュール管理やToDoリスト、言葉にならないモヤモヤをただ書き続けることもあります。
書くことの目的は “整える“ ことと “ほぐす“ことでもあります。
手帳を開いてペンを走らせていると
深呼吸をするみたいに心に余白が生まれ安心感を感じます。
手帳やノート それぞれの書く居場所
わたしには 用途別で書くためのノートや手帳が何冊もあります。
今回は、愛用しているノートと手帳を紹介させてください。
左上からわたしのノートを紹介します
①マルマン Mクロッキー
もう何冊目なのかわからない。学生時代からの愛用はマルマンのクロッキー帳。
今現在使ってるクロッキー帳の表紙はガムテープで補強してあるほどボロボロ。(それもいい!)
アイディアを描いたり、スケッチしたり、何も考えずに描く時もあります。
自分の作品作りのネタ帳みたいな存在。
②5年日記
Modern One Line a Day;A Five-Year Memory Book
10年以上前からなかなか良いものに出会えず、昨年やっとこれぞと思える5年日記に出会い購入。
個人的なポイントは表紙が可愛いので書くことが続けられる!ノート部分もフルカラー。
1日1行の日記スタイル。毎日1ページ分が5年分あります。今年で2年目。1年目は書けない時も多かったけど、今年はほぼ毎日続いています。
去年の同じ日にどんなことを思っていたのか見返すと自分の地層みたいなものが見えてくる。(さっき調べたら渡辺直美さんもこの日記を愛用されてました!)
5年日記を書くことで
わたしがわたしらしく心地よく過ごすための5年間にしたい。
そんな思いで続けています。
③campusの夢ノート
今年の初めから夢ノート始めました。
巷の成功者さんたちが夢ノートを書いたら叶った‥など耳にするので
近くのコンビニに立ち寄った時に思いついて購入したcampusのミニノート。
CITTA手帳に挟んでいます。隙間時間に、すでに叶った自分を想像して何回も何回も自分の夢を書いています。書くことで自分の潜在意識に刷り込ませ夢を実現させるためのノートです。(呪文のようにノートにびっしり叶えたい夢を書いているので少し怖い)自作のMEET YOUR Mのホログラムステッカーが貼ってあるのがお気に入りポイント。
④青木千草さんのCITTA手帳2025 (A5)
この手帳は、予定を書くのではなく自分の未来の予約表であること。
青木千草さんの手帳の使い方を参考に、予定を立てることも大事だけど詰めすぎず空白の時間も手帳で管理できる。
CITTA手帳はシンプルにスケジュール把握しやすくてお気に入り。今年2年目!
毎日持ち歩いています。わたしの相棒!
1週間の予定が一目で見渡せるバーチカル形式で
時間ごとのタスクを「見える化」できるので、朝と夜は必ずチェックして日々の自分をマネジメントできる。
週に1度は近くの喫茶店に行って「自分と打ち合わせ」をします。
未来の自分と対話する、内側の声に耳を傾けられるからCITTAの手帳は単なる手帳ではなく「創造の種まきノート」です。
⑤アピカプレミアムCD ノート方眼B5の日々の雑記帳
この手帳も毎日持ち歩いています。現在は5冊目の愛用歴7年。
とにかく紙の質がよく、さらさらストレスなく字が書ける。
わたしの用途としては“なんでも書いていいよ”のノート!例えば友達とカフェでおしゃべりしている時、これは面白い!とか、(忘れないでおきたい)いいアドバイス!と感じたらサッとメモし、本やYouTube見ていて気になった言葉などなんでも書いています。なんでも書いてもOKのノートは便利!ネガティブな事も時には吐き出したりします。
『雑魚なのでチャレンジするのが当たり前』っていうメモには、立ち止まった時 そうだった!わたしは雑魚だからチャレンジは当たり前だったと思い出します。笑
⑤ニトムズ365デイズノートA5のモヤモヤノート
「せいかつ編集室」の大木春菜さんが提唱しているモヤモヤノート。
去年オンラインでモヤモヤ合宿に参加してからモヤモヤノート続けています。
ノート術を継続したくて大木春菜さんがオーナーの天才サロンにも参加しています。
日常のモヤモヤをモヤモヤのままにしないで、あえてモヤモヤを取り上げ深掘りしていくと自分の本音が理解していきます。
春菜さんのモヤモヤスタンプもお気に入りで、ポンとノートに押すとモヤモヤノートのスイッチが入りスラスラと書けます。
それぞれの用途はバラバラだけど、どれも『書くことで自分を知る』
ための大切な時間。こうでなければならないから解放されてただ書く事で
「今ここにいる自分」を見つめることができる。
不思議なことに手が止まって絵が描けない時でも、『書く』ことはできます。
ふと浮かんだ言葉が、色になったり、形になったりすることがある。
アイディアや構図ではない
もっと深いところからくる感覚の気配に触れるような感覚。
それは、絵やアニメーションの構想に直接繋がるというより、自分の内側の扉が少し開いて「描いてもいいかもしれない」と思えるようになる、やわらかな兆し。
余白のあるページに余白のある心が息づく
何も書いていないページを開いた時わたしは少しホッとします。
真っ白な余白は「今のままで大丈夫」と言ってくれているような気がする。
余白があるからこそ書けるし、描ける。
忙しい毎日でも数分、心の余白をひらくように
書くことという小さな習慣を暮らしの中にそっと忍ばせてみてください。
創作とは 描くことだけじゃなくて「創造する前の静かな時間」そのもの。
それは書いたり、書かなかったり
自然を歩いたり、写真を撮ったり
何気ない暮らしの中にあるものだと思います。
次回は、「暮らしの中の余白」についてまた書いてみたいなぁと思っています。
“日常“ と “創造“の あいだ にあるものを
また一緒に探っていけたら嬉しいです。
ミナティ