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【住宅コラム・インテリア】インテリア色いろ(2)リラックスする色

2014/05/22

私たちの周りにはさまざまな色がありますね。
目から入った光の波長を脳が認識するので「色」が見えるのですが、それは目に見えない力を持っていて、私たちにいろんな影響を与えています。
インテリアや洋服の色はもちろん、広告の色使いやお店の商品の色の配置など、本当に身近なところでおきています。
色が持っている個性が私たちに与えるいろんな効果がわかってくると、日頃見ている色たちの捉え方も変わってきます。
おもしろくて刺激的な色の世界、今回は生理的な面からのお話をしたいと思います。

紫外線で肌が焼けるのは皆さんご存知ですね。
暖房器具などにも使われている赤外線は暖かく感じます。
その間にある赤から紫までの虹の七色の光も、実は私たちの皮膚は感じています。色によって筋肉が緊張したり、緩んだりしているのです。
ある実験データでは、人体に赤い光を当てると血圧が上昇し、呼吸数・心拍数・脈拍数・まばたきの回数が増え、反対に青い光を当てるとそれら全てが減少することが分かっています。
これらを基に筋肉の緊張度合いを数値で表したものを『ライトトーナス値』と言います。この数値が高いほど筋肉は緊張していて、低い場合は緩んでリラックスしているわけです。
最も大きな値の色は赤の42で、一番筋肉が緊張し興奮する色です。次いで橙の35、黄の30が続き、緑の28、青の24、最も小さな値はベージュやパステルカラーの23で、これには心がゆったりしてリラックスするという効果がみられます。
色によってこれほどの変化があるとはびっくりしますが、上手に取り入れてプラス効果へと繋げていきたいものです。

9ebc10b8834f2ac5bc76398985157e60_sここ近年、伝統的な和風家屋は少なくなり、和室のニーズも減ってきているようですが、新築の際に1室は和室を設けたいと考える方は多いようです。
誰しもが和室にいるとなぜか心も体も和み、リラックスできる感覚を味わったことがあるのではないでしょうか?
その理由のひとつがこのライトトーナス値にあります。
和室の配色に使われている障子(白)、畳や井草(緑からベージュへの色褪せ)、漆喰や砂壁や木目(ベージュ・オフホワイト)などは、私たちにとって刺激が少なく、身体全体をリラックスさせてくれる効果があるのです。
こうした観点で見ていくと、和室はとても理想的な空間に思えてきますね。
ま た、この値を参考にしていくと安眠のための色も一目瞭然です。青のライトトーナス値は24で筋肉を緩めてくれる色です。とってもリラックス状態にしてくれ るのでぐっすり寝て疲れを取るという効果があります。寝室に青・水色・紺色などの色がお勧めなのはこうした理由からなのです。
お風呂やトイレなどもお家の中ではリラックスしたい場所ですね。ベージュやパステルカラーなどの優しい色を取り入れてみてはいかがでしょうか?くつろいでいる状態になった身体は、活力が満ち良い思考が巡ることでしょう。

昔から遠くの木や山などの自然を見ると目に良いという話があります。私も小さい頃よく言われたものですが、これも上記のような理由からなのだということがわかります。
緑や青といった自然の色が心身をリラックス状態にするという結果があるということは、当然目の周りの筋肉もリラックスして、疲れが回復するというわけなのです。
思わず自分の家やオフィスの部屋の色を思いおこした方もいらっしゃるのではないでしょうか?色の生理的効果、体に受ける刺激を毎日の暮らしに役立ててみてはいかがでしょう。

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