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インテリア雑誌に載っているような広いお部屋、憧れませんか。
同じ面積にするのは無理でも、広さを感じられる空間になれば気持ちいいですよね。
洋服の色で太って見えたり、やせて見えたりするように、インテリアにとって色はとっても大事な要素。上手に使って、お部屋を「スッキリ広く見せる」ことが可能です。今回はインテリアの色やアイテムなど の工夫で、部屋を広く感じさせることができる、そんなテクニックをご紹介します。
あなたのお部屋にはどのくらい色がありますか?
色は真っ先に視覚に入ってくるもの。部 屋を広く見せるためには、まずそこで使う色を整理することが大切です。
ひとつの空間にいろんな色が散らばって存在していると、落ち着かなくて狭苦しい印象になりがちです。使う色を 5~6 色くらいにしてコーディネートすることで、部屋全体に広がりを持たせることができます。 色決めをしていく時には、壁の色に合わせてカーテンの色を選んだり、配置する家具や建具の色調を合わせたりという風に、室内に使われている壁や床の色に合わせてカラーコーディネートをしていくのがポイントです。
1 天井を高くみせる
一般的には、天井が高いと部屋は広く感じられるものです。吹抜けがある空間などは開放感があって、実際の空間よりもかなり広く感じますよね。ここで色の効果を活かしてみましょう。 天井→壁→床の順番で、下に向かっていくほどだんだんと色を濃くしていくように、グラデーションをつけていきます。そうすると天井が高く感じられて、部屋をより広く見せることができます。また、室内で大きな面積を占める壁や床を明るい色や淡い色に統一することでも、部屋は広く感じられます。アイボリーや白っぽいグレー、淡いパステルカラーなどを選びましょう。
2 横よりも縦を強調
カーテンや壁紙などの柄を選ぶ場合にもコツがあります。横方向よりも縦方向に柄が展開するものを選ぶとベストです。縦のストライプ柄のものや、縦のラインを強調するようなアイテムを活用すると、目の錯覚で天井が高く感じます。また、カーテンをオーダーするなら、天井から吊すことをお勧めします。天井を高くみせることができ、部屋が広く見える効果があります。
3 大柄より小柄なもの
壁紙、カーテン、ラグなどの大きな柄は部屋をより狭く感じさせてしまいます。無地ではさみしいので、どうしても柄物を使いたいという場合は、小さな柄を選ぶ方が効果的です。
そのほか、家具の配置や、鏡や間接照明の利用で立体感を作り、広く見せる方法などもあります。広い空間を作ることは、ゆとりのある暮らしにもつながります。この秋、ぜひ出来るものからチャレンジしてみて下さいね。