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第3回目のお料理は、愛媛県産の貝割の焼き霜造りです。
カイワリは、“メッキアジ”という名称に馴染みのある方もい
鯵(アジ)と付くだけあって、尾鰭付近にはゼンゴ・
カイワリと言う呼び方は、尾鰭の双葉っぽい感じや、
二枚貝の開いた様を”貝割”と呼ぶらしく、
単に”メッキ”とも呼ばれるらしく、”ベイケン”と呼ぶ方も散見し
他にも、様々な地域名がある様ですね。
銀一面の見た目からは、
“メッキがかった”印象を持つのも自然な
そして、それは見た目だけではありません。
眩しく光る、味わいの素晴らしさがあります!
お刺身は絶品で、煮ても焼いても光るものがあります✨
また、身離れも良く食べ易い部類だと思います。
骨は硬くなくて捌き易い。
身が沢山付いていて、歩留まりの良さも感じます。
なかなか言語化し難いのですが、調理時も頂く際にも、
そして!お値段もお手頃で、比較的安いのも魅力的です。
通年良く見かけるので、入手性も悪くありません。
良いこと尽くしです。
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さて、今回は
皮目を炙ったお刺身、焼き霜造りに仕上げてみました。
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調理は至って簡単です。
先ず3枚におろして、血合骨を抜き取ります。
それから、縮み防止を兼ねて、
焼き霜造り的なお料理は、
単に”炙り”と呼んだり”焼き切り”と
本来の焼き霜造りは、
冷水に取るのが面倒だとも思います。
その点を省き、少し我流で行っております。
私は、先にカットして炙り用のお皿に乗せ、
お皿ごと冷凍庫か冷蔵庫で軽く冷やします。
そして、バーナーで皮目を炙って仕上げています。
この場合は、切り焼きでしょうか。
“切り冷やし炙り”と言うのが、正確かもしれませんね。
そして、お皿に乗せて冷やしてから、
サッとバーナーで炙れば出来上がりです。
今回は脂ノリの良い個体だったのか、
後は、お皿に盛り付ければ完成です。
薬味や彩りを多めに、少し華やかになる様に盛ってみました。
お料理ネコ「どうぞー。」
炙るバーナーの音で、皆んな大騒ぎ!
これは美味しい予感。
登場すると、目の色が変わるね!
「食べる食べる〜」「やったー」「炙り刺しっ?!」
いただきまーす!
?!?!
あーっ、絶品っ!
なんて、なんて美味しさなんだろう。
寒い時期だからかな?程良い脂ノリがあるね。
皮目の香ばしさとキメ細かな身質。
柔らかくて心地良い弾力感。
柚子皮の香りとも合うね!!!
ああ、たまらなく美味しい。
真鯵ほど鮮烈ではなくて、万人受けしそうな軽やかな青い香り。
豊かで深い旨み感、甘みも凄い。
後味はスッキリとしていて、お箸が止まらなくなります。
ご飯が吹き飛ぶ様に消えていきました!
皆んなウットリ美味しそう。
大満足の食べっぷりだね!
これは素晴らしいね!
何かとバランスが良いんだよね!
最高の味わい。
「良かった。上手くいったみたいだね。」
後日、アラはアラ煮にしました。
下処理の後に煮つけます。
そう、煮ても美味しいです!
焼きも美味しいです!
余談なのですが、
お家でお魚を取り扱う場合、
私は、ゴミ出しの前日に下処理を一気にやる事が多いです。
それと、(特に夏場や暑い時期には)新聞紙や雑紙で包んでから小
シンク周りなどは、前回のクエン酸スプレーと併用すると、
(感じ方には、個人差もあると思います。)
ご一読いただき、ありがとうございました。
随分と寒くなってまいりました、皆さまご自愛くださいませ。
来年もよろしくお願いします。
それではまた、次回お会いしましょう。
by お料理ネコ