

HOME > 住宅コラム
寒い時期に突入です。
こうなると、お子様の体調管理に色々なことが左右され、
いつもの2倍いや、5倍は振り回されるので、
ここからは家族の健康管理に全精力を注ぐ時期に入ります。
人生後半期に入り、自分のこれからを考えることが多くなった50代の水谷一美です。
私の人生、ポジションよりアクション。
常に自分のひらめきと衝動に突き動かされて、進んできた人生です。
そりゃあ、三歩進んで二歩下がることだってありました。
でもそれがあってこその、今。
そんな自分もちょっと気に入っています。
前回までのコラムでは、
こどもたちが自分で選んで決めて未来に向かう大切さ、
そのために自分が主体になって遊んで経験を獲得することなどをお伝えしました。(気になる方は、バックナンバーで御覧ください。)
とはいえ、そのためにどんなことが大切で、どうすれば良いの?
生まれたときからこどもたちの学びは始まっています。
私も第一子が生まれたときにそのことに直面し、
「まじヤバイじゃん…」
と青ざめたのです。
生まれた直後から、
大切なこどもが見るもの、嗅ぐもの、聴くもの、食べるもの、触るもの…
全部、こどもの成長に関わるから、私の選ぶもの重要じゃんと思ってしまいました。
きっと同じように思った人もいらっしゃると思います。
そう思って、お腹の中にいるときからモーツァルトを聞かせたり、
幼い頃からの早期教育や高いお金をかけて良い教育を受けさせるという方法を選ぶ方もいます。
そうしなくてはと、メディアの情報に翻弄させられている人も少なくありません。
それを否定はしないのですが、その前に土台をつくることが大切です。
根っこができていないと何も吸収できず、たくさんの良いお水を注いだところで育ちません。
こどもが一番吸収するのは、良くも悪くも心が動いたときです。
心が豊かに動くためには、こどもが安心できる場所と、それを感じることができる時間の保証が不可欠です。
赤ちゃんが親から言葉をたくさんかけてもらうと、同じように真似して喋ります。
笑顔で話しかけると笑顔になります。
面白いぞと思ったことは、もう一回やりたくなります。
思うようにいかなかったときにも、もう一度チャレンジできて、応援してくれる人がそばにいると、また頑張れます。
それを繰り返して、心に根っこが柔らかく強いものになっていくのです。
私達大人は、自分の周りのこどもたちに安心で安全な場所、そして、未来を見守る伴走者でいてあげたいです。
その後、根っこの育ったこどもたちがモーツァルトに出会うと、そこに心が動くという出会いになるのではないでしょうか。
次回第4回目のコラムでは、こどもたちが成長する過程で「ワクワクの実」を育てていきます。それが、どうなるのかをお伝えしたいと思います。
大人もこどもも 遊び心が人生の彩り。
楽しんでまいりましょ。
=================================
水谷 一美(ひとみ)
松山市在住、幼稚園教諭から始まり、木のおもちゃ屋、キッズコーナーコーディネーター、講演「親子で遊んで育つオヤコジカン」、松山東雲女子大学講師、多機能学童保育広場すくっと(民間児童クラブ支援員)