HOME > 住宅コラム
第6回目のお料理は、細魚のお刺身です。
年度の変わり目、節々に春の訪れを垣間見る時期ですね。
別れの季節でもあり、
さて、今回はサヨリのお刺身です。
サヨリは、とても美味しいお魚です。
旬は秋、冬から春と広く、3〜5月頃とも言われています。
爽やかで独特な青魚感のある香り。
濃厚で深く力強い旨み。
弾力に富んだ身質は、熱しても固く締まらず魅力的です。
細くて扱い辛い印象もあるかもしれません。
小さなお魚なので、1匹単体でみると、
それでも、唯一無二の輝きを持つ素晴らしいお魚だと思います。
ちなみに、通年割と良く見かけるものですね。
この度、新鮮で良さそうなパックを見つけて着手してみました。
骨は固くなく構造的にもシンプルです。
鯵や鯛が捌ける方なら是非挑戦してみて欲しいですね。
(斜めに包丁が入ってしまったり、捌くのに失敗したとしても、
サッと3枚下ろしにしました。
このお魚の特徴として、左右に腹ビレがあるので、
皮を引くのも簡単です。
そして、適宜にカットしてお刺身にしてみました。
銀を伴った見目に、独特の淡い青のラインが綺麗です。
細く長いカタチを活かし、盛り付ける楽しみもあります。
さぁ召し上がれ。
どうぞー。
「出た〜っ、これこれ!
サヨリっ!
綺麗だね。とても美しい。
薄くて厚みは無いのだけれど、
味わいも香りも素晴らしいよ。
甘くて深くて、豊かな強い旨み!
青くて爽やかな、サヨリ独特の香り!
彩りの薬味たちも良い仕事をするね!!!
ワサビも良いのだけど、針生姜も合う。
大葉や茗荷、葱の香りにも負けなくて、
合わさってさらに膨らむね!
子供達も大喜び!
喜び勇んで食べてくれます!
そして、沢山沢山食べてくれました!
皆んな大満足だったね。」
——————————–
ちらし寿司風に酢飯の上に乗せてみました。
炙りサヨリ丼
お刺身が絶品ですが。“焼き”も光るものがあります。
塩焼き
開いて軽く干したもの
ムニエル
数をこなす事も多いので、あら・中骨の出番です。
サヨリからの出汁は、独特のたまらない美味しさがありますよ。
個性的でありながら嫌味のない香りと、
甘く太い旨みは、お出汁になってもサヨリ感全開です!
お味噌汁
お吸い物
炙りサヨリの出汁茶漬け
——————————–
ご一読いただき、ありがとうございました。
今回、このコラムに登場させていただいたこと、
見てくださった皆様もありがとうございます!
また、掲載にあたって、自らの手元を見直したり、
そして、食べてくれる人が居る幸せを、改めて噛み締めました。
これからも、お料理を頑張っていきます。
それではまた、どこかでお会いしましょう!