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愛媛県産の甲烏賊と里芋の煮物

2024/11/11

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第2回目のお料理は、愛媛県産の甲烏賊と里芋の煮物です。

言わずと知れた、定番のお料理ですね。

 

標準和名コウイカは、別名でスミイカやハリイカとも呼ばれています。

代表的なイカなのでマイカと呼ぶ事もあるそうで、他にも多種多様な地域名がありますね。

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その名の通り、胴の中に固い殻(甲)を持っています。

その殻の先端が、針の様に尖っているのでハリイカとも呼ぶのでしょう。

また、墨の量も多いのでスミイカという名前にも納得です。

 

大変美味しいイカです。

お刺身は勿論、加熱しても硬く縮まない点も素晴らしいです。

そして、甘み旨み共にトップクラスのイカだと思います!

 

個人的には、障泥烏賊(アオリイカ)と剣先烏賊(ケンサキイカ )のスリートップ。

コウイカは、色々と使い勝手があり、作り手としても魅力的な食材です。

 

 

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今回は、ボリューム感のあるゲソの部分を、里芋と一緒に煮物にしてみました。
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 イカと里芋の組み合わせは、相性がとても良いお料理として知られていますね。

 

 それでは作っていきます。

里芋は、皮を剥きます。

塩で揉んだり酢水に晒したりせず、そのまま一口大にカットして使っています。

 

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ゲソは、下処理として粗塩で揉み滑りを取ります。

この時、吸盤の部分を念入りに擦ります。

 

コウイカの吸盤には、キチン質の爪の様な輪っかがついています。

これは”角質環”といって、吸盤の食い付きを強くする為のものみたいです。

 

包丁の背で擦ったりしても良いのですが、指で揉み摘まむだけでも取れますよ。

その後、適宜にカットしておきます。

 

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それから煮ていきます。

ここで、昆布出汁やお魚乾物出汁を加えるとより濃厚に仕上がりますが、イカとサトイモだけでも充分に美味しいと思います。

 

先に里芋から煮ていきます。

お水を浸かるほど加えたら、

お醤油二種、清酒、キビ糖で淡めに調味しておきます。

それと、摩り下ろし生姜を隠し味的に、ごく少量入れました。

 

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お芋に火が通る頃、粗方煮えたらゲソを加えます。

 

イカゲソに火が通る少し前に、火を止めます。

そして、冷ましてから鍋ごと冷蔵保存します。

お鍋が冷めるのが、随分と早くなってきました。

 

それから煮詰めていきます。

先ず煮汁の味見をして、煮詰まった時の濃さをイメージします。

お醤油を少し追加で注しました。

 

煮詰め方は、そのまま鍋で煮詰めていくか、鉄フライパン等に煮汁のみ移して適度に詰めて戻します。

今回は、お鍋の中で煮詰めました。

 

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好みの加減に煮詰まったら出来上がりです。

 

サッと鉢に盛って供します。

出始めた柚子の皮を刻んで添えてみました。

七味も合うと思います。

 

 

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お料理ネコ「どうぞー。」

 皆んな大喜びのお祭り騒ぎ!

見た身は地味にも見えるけれど、これが美味しいって知っているんだよね。

 「食べるー」「やったー」「イカサト〜」

 うわわ!なんて美味しさっ!

 この組み合わせには、唸ってしまうものがあるよね。

良い塩梅に仕上がっていて、なんてなんて旨み感なんだろう。

 

この合わせ技の凄さには、言葉を失ってしまう。

それに、ご飯に合うねっっっ!!! おかわり連呼で食べ進むっ。

ほっこりあったか美味しいね。

「良かった。上手くいったみたいだね。」

 

後日、胴はお刺身に、イカスミはパスタにしてみました。 

 胴は、(鮮度にもよるのですが)直ぐにお刺身にするよりも一晩二晩寝かせたり、冷凍保存してから扱う事も多いです。

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 パスタは、ペペロンチーノベースを作り、そこにイカスミを加えたシンプルなもの。

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余談なのですが、私は、いわゆるナチュラルクリーニングに取り組んでいます。 

魚介を取り扱った手やシンクの匂いが気になる方も多いのではないでしょうか。 

 

その場合、食酢かクエン酸を溶かした水で手を揉み洗うと生臭みや嫌な匂いが取れます。

また、サトイモを扱って手がチクチクする方も、酢やクエン酸で軽減出来る事がありますよ。

 

私は、スプレーボトルにクエン酸を溶かしたものを常備しています。

まな板やシンクの排水口に使うと、お魚を扱った事による嫌な匂いを、かなり軽減出来ると思います。

(感じ方には、個人差もあると思いますが。。。)

 

酸性のものなので、使用してはいけない箇所もあります。

その点はご注意下さいね。

 

 

ご一読いただき、ありがとうございました。 

それではまた、次回お会いしましょう。

 by お料理ネコ 

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