【住宅コラム・エクステリア】～プライベートスペース～

夏本番！
子どもたちも夏休み真っ只中で、ご近所からは庭のプールで涼をとっている
楽しそうな声がよく響くようになりました。
お庭の緑も一緒に水しぶきを浴びながら、暑い夏を乗り切っているようで
花壇に咲いたひまわりもイキイキと空を見上げています。

今回はプライベートスペースについてです。

プライベートスペースとは、中庭やバックヤードなど、主に住人専用となる場所。
その中でも中庭スペースはデッキやテラスを設置することが多いですね。
ではデッキとテラスの違いはなんでしょうか。
簡単に説明するなら、リビングから室内履きで出入りできる、室内の延長となるスペースがデッキ。
リビングから室外履きに履き替えて出入りする、庭の一部となるスペースがテラス。
そのため、役割や過ごし方も違ってきます。

デッキの一番の魅力は、やはり室内の床とバリアフリーであること。リビングからサッと出て、お茶や食事を気軽に楽しめるスタイルが人気です。室内の延長という性質を持つので、第二のリビング的な使い方をすることをお勧めします。
そのため、材質も、素足でも気持ちの良い天然木や人工木が人気です。
また、外からの見た目も豪華に見えるため、建物のアクセントとしても効果大です。
部屋にいるような感覚で、そよ風や太陽の光、夜空の輝きを楽しめることが一番の魅力ですね。
    
そして近年、急激に増えているのがタイルや石貼りのテラス。
どちらかと言うと地面に近い高さに作る事が多いのが特徴です。
そのため、リビング窓からは1～2段の階段を降りた所がテラス面になります。
使用するタイルの質感や色によって、様々な雰囲気を演出できるのも魅力です。
庭（屋外）の一部として、靴を履いたまま自由に出入りできるので、バーベキューをしたり、プランターの植替えをしたり、趣味の作業をしたりするには、テラスが向いていると言えます。
友人とテラスで過ごす場合でも、リビング窓を閉めておけば、家の中を不用意に見られる心配もありません。
テラスは屋外のリビングとしての性質が強いので、室内とのエリア分けがしっかりできるのが人気ですね。

デッキもテラスも、室内と屋外をつなぐ空間役割を持っていますので、解放感が楽しめます。
ぜひデッキやテラスのある暮らしを楽しんでみてはいかがですか。