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【住宅コラム・食】新顔が続々登場!食べ方もいろいろな夏野菜の代表選手「トマト」

2015/07/23

梅雨も終わるころになると本格的な夏野菜がシーズンを迎えます。
ナス、ピーマン、キュウリ、ゴーヤ、トウモロコシ、オクラ、カボチャ、ズッキーニなどなど。
夏野菜はとにかく色鮮やかで。
夏の激しい日差しや暑さに負けない“強さ”がある感じがします。

5110880トマトも夏野菜の代表選手。
まん丸くてコロンとした可愛らしい形と、目にも鮮やかな真っ赤な色。
まるで夏の太陽を食べているかのようにも感じられますよね。

トマトが日本に入ってきたのは意外にもかなり昔のことで、江戸時代の寛文年間(1661〜1872年)と言われています。
その当時は青臭みが強くてあまりおいしくないことから「唐柿」と呼ばれていた観賞用の野菜だったそうです。
食用として利用され始めたのは明治以降のこと。
品種改良が進み、食べておいしいトマトが市場に出まわり始めたのは昭和に入ってからなんだそうです。

桃太郎や徳谷トマトなどのフルーツトマトから始まって、今のトマトの品種はとってもバリエーショがン豊か。
色は赤、ピンク、黄色、紫、緑などさまざまで。
形も丸いのから細長いものまで個性があって、味にもそれぞれ違いがあります。

最近日本でも生産されるようになってきたイタリアントマトのサンマルツァーノ種はトマトソースやドライトマトにぴったりだし。
糖度が8%を超えるような果物に近い品種はそのままフルーツのようにデザート感覚でおいしく食べられ、実際にスイーツの材料としても使われています。
果肉の厚いものはトマトジュースに最適だったりするし。

野菜としてだけでなく、いろんな食べ方の可能性を秘めたトマト。
サラダなどでそのまま生食するだけでなく、焼いたり煮たり炒めたり、いろんな調理法で、しかも世界中で食べられています。
なんとなく“洋”の食材っぽい印象の強いトマトですが、実は“和”の味ともとても相性がよいのですよ。

ちょっと前におでんの具材としてトマトが話題になったこともありましたが、和風を代表する醤油ベースの味にも全く違和感がありません。

抗酸化力が強く、血糖値を下げたり動脈硬化を予防したり、美白やダイエット効果があるともいわれるトマトですもの。
旬の時期こそいろいろな料理で毎日食べたいものですね。




IMG_8810◇ 夏にぴったりな爽やかトマトそうめん ◇
・材料 
 そうめん 
 そうめん出汁(市販のものでもOK)
 トマト
 薬味(お好みで)
    生姜(すりおろす)青ネギ(小口切り)
 ミョウガ(小口切り)刻み海苔、白ごま

・作り方
1.トマトは皮を湯むきし、2cmくらいの角切りにしてそうめん出汁に入れ冷やしておく。
2.薬味の生姜と青ネギ、ミョウガを準備する。
3.沸騰したたっぷりの湯でそうめんを湯がき、冷水で洗って締める。
4.そうめんを器に盛り付けてトマト入りの出汁と薬味を添える。

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