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毎回、身近にあるものでお子様から大人まで楽しめる「おうち手芸時間」をご提案しています。
グッズデザイナー 福田真由美です。
2023年 最初のコラム、本年もよろしくお願いいたします。
今回は「布の貼り絵」の作り方をご紹介します。
私は、おひなさまを題材にしました。額に入れたり、壁に掛けて飾ると季節を感じられますね。
【 材料と使うもの 】
布(古着やフェルト等)、台紙(画用紙等)、針、糸、はさみ、紙、鉛筆、油性ペン、木工ボンド、マスキングテープ
【作り方】
1. 紙にイラストを(パーツごとに)描き、切り取る。
2. ①を型紙にして布に形を書いてカットする。
3. 必要に応じて 刺繍や油性マジックで装飾する。
4. 台紙にカットした布パーツをボンドで貼っていく。
5. 好みでマスキングテープで装飾する。
★お好きなイラストで世界に一つの作品をつくってみてください。
お子さんに描いてもらって一緒につくるのもいいですね♪
家にある古着で作れます。サイズアウトした洋服を使って記念に残すのもおすすめです。
愉しいおうち時間をすごせますように。
【桃の節句の雑学】
ひな祭り以外に見ない形の菱餅。
諸説ありますが、植物(水草)菱の実のかたちをかたどったものと言われています。
「ヒシ」は繁殖力が強いため、子孫繁栄や長寿の願いも込められていました。
ヒシの実はとがっているため、節分のヒイラギと同じ魔除けの意味もあるそうです。
*私は初めて菱という植物を知りました。
昔は日本各地でみられましたが、外来種の亀の影響などにより激減し、
今は九州等比較的暖かい地方で栽培されています。
食感は栗に似ていてビタミンやミネラルが豊富とのこと。
収穫時期の秋になったら、お取り寄せして食べてみたいと思いました。
そして 菱餅の色にも意味が込められています。(諸説あります)
ピンク…桃の花を表現しているともいわれ、桃は古代中国では厄払いや不老長寿の力をもつと伝えられている。
白…清浄・純白の雪を表現している。
緑…健康・強い生命力への願いが込められている。
このように古来より女の子の健やかな成長を願うひな祭り。
日本の伝統行事の由来や意味合いを知ることでより身近に感じられるかもしれません。
そんなことに想いを馳せながらひな祭りを愉しむきっかけになると嬉しく思います。
次回も気軽に楽しめるおうち手芸時間をご紹介したいと思います。
どうぞお楽しみに♡
●コラムニスト自己紹介
グッズデザイナー、針育講師 ゆずめろん。(福田真由美)
Instagram:@yuzumeron.creative_factory