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よく、「いつからこどもは片づけられるようになりますか?」と聞かれます。
親としては早く自分のことは自分でできるようになってほしいと思いますよね。
結論から言えば、3歳でも4歳でもできる子はできますし、中学生になっても、
いや大人になってもできない場合は往々にしてあります。
こどもが片づけられるようになる道は、毎日「片づけて!」
と怒鳴ることではありません。
こどもの行動を観察し、得意不得意や癖を生かした仕組みを用意することです。
何をどう片づければいいのかわかれば、
びっくりするほど片づけが得意になることだってあります。
この記事では、わが家のこども目線の仕組み化、キッチン編をご紹介します。
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第5回「片づけたい!」こども目線でキッチンを仕組み化編
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夏は頻繁に水分を摂りますね。
こどもに「おちゃ!」と言われるたびに「はいはい」と冷蔵庫まで移動し、
コップに注ぎ、テーブルに出す。
単純な作業ですが、何度も続くとストレスを感じることはありませんか?
「おちゃ」発言のたびにモヤっと感じるストレスに気づき、
こどもにイライラする前に仕組みを見直せ!と、
年中時代から保冷ポットを利用するように。
はい、ラーメン屋方式です(笑)
ここを押すとどうして水(お茶)が出てくるの?と興味津々ながら、
自分で注ぐようになりました。
もしこの作業が難しい年齢であれば、水筒を食卓に置いておくことをおすすめします。
児童クラブや学校でも、トレイや箱に各自の水筒が並べられているのを何度も目に
しています。
学校や幼稚園と同じルールにすることは、こどもも自然と受け入れますよ。
わが家はカトラリーもラーメン屋方式。
キッチンからもダイニングからもアクセスできる対面カウンター上にあります。
大人はお箸だけで食事をすることがほとんどですが、
こどもは箸やスプーンと複数を使い分けることも多々。
何を使うかは進行次第というところもあるので、
食事の際はこども専用カトラリーセットごと、ダイニングテーブルに。
自分専用なので勝手におろして食べ始めます。
いちいち「おはし!」なんて言わなくなりました。
ダイニング上に置いてしまうと、洗い物から戻すときに面倒なので、
キッチンからもダイニングからもアクセス可能の場所に置いています。
大人用、スプーンフォーク用、こども用と3つにわけることで重量を
抑える工夫をしています。
左から、ガラスは食材の入っていた空き瓶、木の筒は無印良品、白い磁器は砥部焼です。
冷蔵庫のチルドコーナーは、ゼリーやヨーグルト、チーズなどをストックする、
いわばこども基地。
買ったそばから外装パッケージをばらし1食ずつに分けておくことがポイントです。
小学生の今は難なく手が届きますが、
幼稚園児のころは小さな踏み台を冷蔵庫のそばに置いていました。
「自分が食べたいときに自分で取れる」ことでこどもは自分に自信がつきますし、
ママは家事の時短になり一石二鳥!
食べた後のゴミも自分で捨てやすいように工夫すると、
すべて自分で行うようになりますよ。
こどもは、キャラクターもののふりかけが大好き。
仮面ライダーからコナンにポケモンと、
息子の好みの変遷はありますが、まだまだ現役です。
このふりかけにぴったりなのが百均のボックス。
カトラリーセットと一緒に、対面カウンターに。
カトラリーセットと共にふりかけボックスもテーブルにおろして、
今日はどのふりかけにしようかな?と楽しそうに選んでいます。
ママは何かと忙しいものですが、
何か頼まれるたびにイラっとしてはこどももかわいそうです。
「自分で注ぐ」「自分で取れる」ことはこどもも喜びますし、
「自分の欲を自分で叶える」ことは自己肯定感にもつながります。
仕組みひとつで、こどもの成長を促すことができ、
時短が叶ったわたしたちの気持ちに余裕ができる。
小さなことでも、こどもが自分でできる仕組みをつくってみましょう。
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ライフオーガナイザー/二級建築士 高田舞子
ちょっとした工夫や変化で暮らしは楽になります。
自分を知ることから、暮らしを整えていきませんか。目指せ自宅愛好家!
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