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【住宅コラム・エクステリア】エクステリアとは?

2015/03/31

寒くて厳しい冬を越えて、ようやくあたたかい日差しが感じられるようになってきました。

9ed7bcb23741bfbfb0e414f0296fb8f9_m運転中に菜の花を見つけたり、玄関に飾っている桜のつぼみが膨らみだしたり。
春はもうすぐそこまでやってきていると思うと、ワクワクしてきます。
この時季はお庭の木々や草花も春を知らせるかのように、華やかな彩りで咲きはじめ、
暖かい日差しの下、お庭に出たくなりますね。

これから6回にわたってエクステリアに関することをお話させいただくのですが、
第一回となる今回のテーマは、「エクステリアとは?」です。
マイホームを検討する上で、「エクステリア」という言葉には必ず出会うと思いますが、
意外とその言葉の意味を知らない方も多いはず。
実際、エクステリアってなに?と聞かれることは結構多いのです。
エクステリアとは、EXTERIOR=外部・外面・外観という意味の英語ですが、住宅業界では門扉や境界の塀など外構を示す言葉として認識されています。
 現代では、住宅の門、扉、塀、物置、カーポート、フェンスなど外周りの設備のほか、公共の外部空間で使われる資材製品なども含めた総称の意味をもつようになりました。
簡単にいえば、住宅や建物の「インテリア」に対応する言葉と考えてもらうとわかりやすいですね。
住まいの風格を大切にしていた昔は、塀や門をがっちりきっちり造って、外部との境界を分けて、建物と一体化したプライベート空間で中庭を素敵に立派に造り、住人や来訪者と季節を楽しむスタイルが主流でした。
現代では建物デザインが洋風なものを好まれるようになったのと同時に、秘めるスタイルから魅せるスタイルへと需要が変わり、駐車スペースや玄関アプローチにこだわった開放的なエクステリアが主流となり、住人だけでなく道行く人など外部の人を意識した植栽や花壇などが多くデザインされるようになりました。
今昔どちらにしても一長一短ですが、さすがは効率的で賢い日本人!(笑)
近年では、もともと外部との境界をきっちり分けるための塀や門柱自体がデザイン性高いものになり、手がかかる庭の代わりに、ナチュラル素材のデッキやテラススペースを確保して、リビングと延長したその場所で季節を楽しむ、といった保守的な面と開放的な面の両立がうまくできているエクステリアが人気です。
また、マイホーム購入者のほとんどが共働きの夫婦なので、日中の時間帯より帰宅する夕方から夜の時間帯を重視した照明デザインや、留守中の防犯対策用の録画付インターホンや人感センサー付照明などの商品も基本になりつつあります。
さらに車が生活にかかせない必需品である今、駐車は来客用も必要となるため、エクステリアスペースの半分以上が駐車スペースになる場合も多いので、無機質になりがちな部分をどう素敵にデザインするかも重要になります。

d1a4b310b5dbd519b56953766d6c4d08_mこのように多種多様化するエクステリアは、インテリアと同じくらい、実は奥深くて
面白いものです。
もちろん建物とのバランスもとても大事になりますが、マイホームの中でも外に向けて自分らしい素敵な空間を演出できるスペースですので、お気に入りの部屋をコーディネートするように、エクステリアを楽しんで欲しいものですね。

次回からはエクステリアの基本となる駐車スペースや玄関アプローチスペースなどエリアごとに詳しくお話をしていきたいと思いますのでぜひ参考にしてみてください。

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