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師走に入り みなさま慌ただしくお過ごしの事でしょう。
年末と言えば~大掃除・・・もう始められていらっしゃる方もいらっしゃいますねぇ~
我が家では、毎年、日常のお掃除に少しパワーアップした程度の中掃除ですっ(笑)
巷では様々なグッズや、お掃除の豆知識等々が情報として飛び交っていますねぇ。主婦はできるだけ効率よく、手際よく片づけたいものです。もちろんご家族の協力なくしてはピカピカにはなりませんから、世のご主人様しっかりお手伝いくださいませ。
大掃除が終わったら、次は 新年を祝うためのしつらえですねぇ。
門松・注連縄・鏡餅・花餅等々のお正月飾り。お正月飾りには御家繁栄・五穀豊穣・無病息災等の意味があり、それぞれのアイテムに意味づけされていますので伝統もふまえつつ楽しんで飾りたいものです。
松はみずみずしく常緑であり神の宿る木とされ、永久的に変わらない繁栄を願い、重ねたおもちは鏡餅と呼ばれ神様に祭する鏡の意味を持ち、また竹は、その成長の速さで生命力を願い、稲穂は豊穣を感謝し、また願うなど様々な意味を持ちます。近年は様々なお飾りが売られていますからご自分のインスピレーションに合うものを探されるとよいですねぇ
うちのお教室でも毎年デザインの違うお正月飾りを提案しています。去年は雲流柳を使ったもの。一昨年は根引きの五葉松を使ったもの。今年は 若松の松葉を使ってデザインしたのですが、ご自分で手作りもお勧めです。
そこで、とても簡単なお飾りを一つご紹介します。
ご用意する物
・若松・・・1本(花店やスーパーの花コーナーにあります@400前後
・水引・・・1束(お好きな色)
・南天・・・1枝
・和紙または奉書紙・・・30×15センチ程度
・ワイヤ・・・少々(#20と#26程度)
・両面テープまたはのり
・その他(お好みで)・・・松ぼっくりや稲穂、米俵やすずetc
1. 水引を束のまま、12~15センチの円ができるように1~2回からげる
その時、サイドの水引の長さは揃えないで長い短いにしておく方が格好が良い
2. 南天を若松の長さの先端から1/3くらいの所(松葉の枝が終わったところ)で一緒に束ね(#20で束ねる)、15センチくらいになるように上下を織り込んだ和紙を重なりが、右が上になるように束ねた部分に巻く(巻いたところは両面テープ等でとめる)
3. 若松の小さな枝に水引の円になった部分を引っかける。
4. 和紙の上部の枝松の茎に、設置の引っかけになるワイヤ#20を取り付ける
5. 1の水引をバランスを見て若松の枝に引っかける
ここで 水引が取れそうであればワイヤ#26程度で軽く止める
6.その他のアイテムはお好みで水引を付けたあたりにワイヤ#26で止めつけてください
これで 出来上がり。
お玄関など、神様をお迎えするところにお飾りください。
お部屋の中には、お床やリビングにもお花を飾って神さまをお迎えします。お正月ですから豪華なお花をご用意いただいても良いですし、南天や千両の小さな枝(10センチ程度)と 若松の枝や、大王松の松葉と合わせて、ちょっとおめでたそうな花器に水引と飾るだけでもすっかりお正月気分です。
これから花店やスーパーなどでたくさんのお花が並ぶと思いますから、こちらもご自分のインスピレーションに合うお花をお求めください。もちろん、お庭にある赤い実ものやいい香りの水仙なども摘んできてお飾りください。
そして、すべてのお飾りは26~28日と30日に飾ることが吉とされています。29日は、二十苦(にじゅうく)とされ敬遠され、31日は喪の時の一夜飾りと同じとされ敬遠されています。
大掃除をし、心地よくなったお家にたくさんの福と幸せが舞い込むようお飾りや新鮮なお花で新年、そして福の神をお迎えください。
あけくる年がみなさまにとって、素晴らしい素敵な年となります事を心からお祈り申し上げます。
感謝