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こんにちは。
マザーズコーチングスクール認定マザーズティーチャー
トラストコーチング認定コーチ
アナウンサー(FM愛媛「fine」パーソナリティー)
高橋真実子です。
最初、私は、マザーズコーチング講座を、
「子育てがもっと楽しくなる講座」と捉えていましたが、
今は、コーチングの無限の価値を感じています。
こどもの虐待や貧困、いじめなど胸が痛くなるようなニュースに対して
ただ嘆き憤るだけでなく、今は解決へ向かう選択肢の一つに
コーチングがあるのでは?と本気で思っています。
そんな信念を持って「マザーズコーチング講座」を
もっと沢山の方にお伝えしていきたいと思っています。
私たちがそうであったように、こどもたちも毎日、私たち親の言葉を聞いています。
親が無意識に何気なく発した言葉は、私たちの想像を遥かに超えて
こどもに影響するとも言われています。
子育ての本を読んで「こんな時にはこう言いましょう」と
勉強する事も勿論大切ですが、言語(何を言うか?)よりも
非言語(表情・タイミング・声のトーンなど)の方が
ずっと強く影響を与えていると言われています。
どんなに素敵な言葉を発しても、それを言っている親の心が整っていなければ
全く違う意味に捉えられてしまうかもしれません。
ならばまず、私たち親の心の状態を整えましょう。というのが
マザーズコーチング講座(ベーシック)です。
その上で、こどもたちに日々どんな言葉を発しているか
丁寧に見直していく必要があるかもしれません。
「あなたがよくこどもに言っている言葉、自分で知っていますか?」
私は以前、「なんで」という言葉をよく使っていました。
「なんでそんな事するの?」
「なんで?何回言っても分からないの?」
「なんで先に宿題しないの?」
「なんでこれくらいの事も出来ないの?」
そう言われるこどもの気持ちなんて考えた事ありませんでした。
「なんで?」はマザーズコーチング講座の中で
「子育て5NGワード」 として出てきます。
使ってはいけないとは言いませんが無意識に使い続けると
こどもの自己肯定感を下げてしまうかもしれない言葉のひとつ。
その理由は講座でお伝えするとして・・・
「なんで?」と言われた子供の気持ち、体験してみませんか?
ご用意いただくのは、
2組の軍手と、小包装の飴ちゃん。
もしくは、2組の軍手と、子供のボタン付きのシャツ。
軍手を2枚重ねにして、両手にはめて下さい。
その手先の感覚が、3歳くらいの手の感覚とも言われています。
軍手を2枚ずつはめた手で飴の袋を開けたり、小さなボタンをしてみて下さい。
時々、めちゃくちゃ器用な方がいてなんなく出来る方もいらっしゃいますが。。。
多くの方は、なかなか出来なくてもどかしい思いをすると思います。
私もできなくてイライラしました。
そこで!
パートナーの方や、ママ友さん、誰でも良いのですが
声をかけてもらって下さい。
どんな声をかけるか?
「なんでそんな事もできないの?」
「早くしなさい!」
「なんで?この間出来たでしょう?」
「なんで?そのくらいみんな出来るよ!」
そのときに、どんな気持ちを感じましたか?
私は、
早くするから待って!という焦りと、一生懸命やってるのに!という悔しさと、
ママごめんなさい、という申し訳なさと、よけいに焦ってパニックになりそうな気持ちを
同時に感じて、泣きそうになりました。
焦って、よけいに出来なくなってしまいました。
同じ気持ちを、
もしかしたら、こどもたちも感じているかもしれません。
何気なく、無意識で発している「なんで?」という言葉で、
こどもに毎日こんな気持ちを感じさせているとしたら?
「なんで?」という言葉が親の口癖になっていたとしたら?
その言葉を浴び続けて、こどもが育っていくとしたら?
お家の中で心からのびのびと親の顔色をうかがわずに
新しい事ややってみたい事にチャレンジできるでしょうか?
お家の中で心からの安心感を毎日感じる事ができるでしょうか?
まず今日は、3分だけ時間を取って
「自分がよくこどもに言っている言葉」を見直してみませんか?
自分のコミュニケーションを見直す第一歩になるかもしれません。
【RNBコラムニスト】
マザーズコーチングスクール認定 シニアマザーズティーチャー/TCS認定コーチ
アナウンサー/こどもアナウンス発声協会指導者 高橋真実子