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【天体観測】カノープスのお話(2月編)

2018/02/19

暦は立春を迎えましたがまだまだ寒い日が続いています。
皆様、風邪などひかないよう十分ご注意ください。

これまで7個の1等星を紹介しましたが、
実は紹介していない1等星が1つ残っています。
今回は意外なところに輝く1等星を紹介します。

その星の名前はりゅうこつ座の1等星「カノープス」です。
南半球に行けば頭の上近くに輝いている全天で
2番目に明るい星です。


日本では地平線すれすれしか昇らないため
条件が揃っていないと見ることが難しく、
見ることができればその人は長生きするという伝説があります。

写真1-16mmカノープス名前入り

日本ではカノープスを「南極老人星」と呼んでいます。
地方によっては「おうちゃく星」と呼ばれることがあります。

見えたと思ったらすぐに沈んでしまい
少しの時間しか輝かない横着な星と考えられたのでしょう。
カノープスが聞くとさぞかし怒るでしょうね。


見える時間が短いことを逆手に取り、
写真2のように昇ってから沈むまでを撮影することができます。

写真2-20170221スターブリッジ

見える方向はちょうど南で、とても低い位置です。
2月中旬は21時頃の前後30分、
3月上旬は20時頃の前後30分が狙い目です。

しかしその高度はたったの3.5度しかありません。
松山市は平野のため良い場所があるかもしれません。
南予なら海があるので見つけやすいでしょう。

 見つけ方はおおいぬ座のシリウスの下にある
直角三角形の頂角を3等分して、右寄りの線を下へのばします。
すると南の低い位置にカノープスを見つけることができます。

写真4-20180103カノープス

 私は山間部に住んでいるため山に邪魔され
25年間見ることができませんでした。
ところが同じ町内で見た方から場所を教えてもらい、見ることができました。

「これほど簡単に見えるとは思わなかった。25年間探し続けていたけれど、
連日見る事が出来たので、100歳まで生きるかもしれない!」
と得した気分になりました(笑)

写真3-カノープスの探し方

カノープスを見るためには見晴らしの良い場所へ
移動しなければなりませんが、
伝説を信じてカノープス探しをするのはとても楽しいものです。

たとえ寿命が延びなかったとしても、幸せな気分になれること間違いなしです!

ぜひ探してみましょう。

 写真5-DSC_8863カノープス

今回で星のコラムは終了いたします。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
晴れた夜は少しだけでも星を眺めてみましょう。
きっと新しい発見があるはずですよ。

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便利グッズ紹介

本格的に星を観察したい皆様は
これまで紹介したグッズを参考にしてください。


望遠鏡の購入を検討される場合、
まずは久万高原天体観測館の小型望遠鏡で操作を練習してはいかがでしょうか?
ぜひお待ちしております。

 写真6-望遠鏡

【RNBコラムニスト profile】
 久万高原天体観測館
学芸員 藤田 康英さん
天体観測館にてプラネタリウムや
観望会など色々な星に関する活動を行っています。

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