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失敗しない壁紙の選び方~おうちで役立つ色彩心理学~

2023/07/11

こんにちは。清水さゆりです。

4回目までのコラムで、おうちの使う目的や部屋に合わせて、より快適な環境にするために使える色の「心理的効果」をご紹介させていただきましたね。

今回は、理想のお部屋のイメージをさらに叶えるために役立つ色の知識をお伝えします。

特に壁紙選びは、ワクワクが広がって見ているだけでも楽しくなりますね。

身近にある「色」で、何年経っても「選んで良かった」と思えるような色選びのヒントになれば幸いです。

 

 

「色」の大きさが変わるだけで見え方が変わる

壁紙は、さまざまな色やデザインが豊富でカタログを眺めているだけでも楽しいのではないでしょうか。

でも、せっかく選んだ壁紙が実際は「なぜか思っていたのと違う?」と違和感があるともったいないですよね。

実は、そんなときに役立つ色の知識が色の大きさによる見え方の違いなのです。

同じ明るさの同じ色でも面積が大きくなるほど、より明るく鮮やかに見えるようになります。

これを、色の「面積効果」と言います。

小さな色見本の印象だけで決めて、実際は「思ったより明るく派手に見える…」とイメージが変わるともったいないですよね。

そのため、可能であればできるだけ大きな色見本や施工例を見せてもらったり、モデルハウスで本物を見学したりしましょう。

色見本の台紙が変わるだけで見え方が変わる!

色見本から壁紙を選ぶときに役立つ色の知識が、さらにあります。

同じ色でも、色見本の台紙が黒色か白色かによって見え方が変わるのです。

周囲の色の影響を受け、見え方が変わることを色の「対比効果」と言います。

特に小さな色見本の場合は、台紙の影響を受けやすくなります。