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こんにちは。清水さゆりです。
3回目までのコラムで、「食卓・リビング・洗面所・寝室・子ども部屋」で使える色の「心理的効果」をご紹介させていただきましたね。
今回は、さらに理想のお部屋を作るためにこだわりたい配色のポイントをお伝えします。
特に、面積が大きく部屋の印象を左右しやすい「天井・壁紙・床」についてです。
身近にある「色」であなたも家族も、より理想的に暮らせるヒントになれば幸いです。
「色」を変えるだけで「重さ」の体感が変わる!
あなたは、上の画像のランドセルの中でどれが一番重そうに見えますか?
年長の子どもさんがいるご家庭では、入学に向けてランドセルを調べたり予約したり、準備を始めた方もいらっしゃるかと思います。
子どもの心身の健康のサポートが「色」からもできれば、あなたの子育ての自信にもつながりますね。
毎日使う身近な物からお部屋づくりまで、どんな色選びにも役立てられるのが「色」の心理効果なのです。
これまでのコラムで、色による「体感温度」「体感時間」のおうちでの活かし方をご紹介させていただきましたね。
実はさらに、「重さ」の感じ方にも変化があるのです。
同じ重量でも、実際に持った時の感じ方が「軽い色・重い色」があり、「色に重さがある」と言われています。
白系や淡い色などの「明るい色」は軽く感じ、黒系や濃い色などの「暗い色」は重く感じるのです。
引越し業者の段ボールの色は、軽く感じる色が使われているかチェックしてみるのも楽しいですね。
「広く高く見える天井」と「ほどよく落ち着く天井」
床・壁・天井の順に明るい色にすると、天井が高く広い空間に見せることができます。
一般的に、天井と壁紙の色に軽さのある「明るい色」を選び、床の色に重みのある「暗い色」を選ぶと安定して見えるのです。
反対に、天井に「暗い色」を選ぶと、ほどよく圧迫感があり落ち着く空間に見せることができます。
お部屋に合わせて、どちらの視覚効果を取り入れる方があなたの理想に合うのか意識してみましょう。