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第4回目のお料理は、うどんではなく「お出汁」です。
今回は、
普段良く扱う出汁材は、
時折、利尻昆布や焼きアゴ(飛魚)も使っています。
よくある薄削り節は、ほとんど使っていません。
私は、調理の度に出汁取りをするのではなくて、
その量は、約5〜10リットルほどでしょうか。
(総量は、家族構成や使用頻度によっても変わってきますね。)
場合によっては、その場で少量の出汁を取ることもあるのですが、
毎回の事だと手数が増えてしまうので楽をしている訳です。
沢山の出汁が入った大きめの鍋を冷蔵庫に入れておいて、
個人的には、厚削りや大羽煮干しをしっかりと煮出した、
それぞれを単体で煮出すことが多いのですが、
ただ、香りと旨みのピークが難しいなと感じる事が多いですね。
旨みの幅は広がる様に思うのですが、
それに、単体だとしても毎回違う気もします。
気温による影響、温度や煮る時間でも変わりますし、
(最近は、
様々なブレンド具合が、
さて、出汁の取り方についてです。
昨今は、ネット上ですぐに方法が調べられますね。
私も何例かを試した上で、自分なりに行ってます。
①先ず厚削りです。
お湯が沸騰したら中火程度に弱めて厚削りを加えます。
そして、アクを取りつつ15〜
そして、1番出汁を取った出汁ガラを当初の7割ほどの水量で再度
火加減は、同じく中火で30〜45分ほどです。
少し水量が減ると思います。
これを2番出汁としています。
(この際、最後半に薄削りを適量加えて、
2番出汁は、香り感は淡くなるものの、
(また、少し乱暴ですが、
1番と2番で使い分けるのがベストだとも思うのですが、
②次に大羽煮干しです。
大羽煮干しは、下処理として頭とワタを取り除いています。
煮干し出汁の取り方は複数あります。
水出しのみ、煮出すのみ、そして、その両方を合わせた方法です。
水出しは、数時間〜前日より水に浸けておくだけです。
煮出しは、最初に鍋底で乾煎りしたり、
そして煮立てて出汁をとります。
沸騰したら中火に弱めて、アクを取りつつ5〜
短時間で濃く力強い味わいが感じられます。
そして第三の方法は、
水に浸けておいたものを火にかけて出汁を取ります。
沸騰したら中火程度に弱めて、アクを取りながら3〜
どちらも好みのポイントを探しながら、
私個人はパッケージ記載よりもやや長めに煮出すことが多いです。
お出汁の味見の際には、(出汁単体も試すのですが)小皿に取った
また、お水自体も重要で軟水が良い様です。
水を色々と試したり汲んできたり、凝った時期もあるのですが、
イチから取ったお出汁の美味しさは、
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出汁を利用したお料理の例 ①
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よく作る料理は、お味噌汁、かけうどん ・かけそば、
オススメは、やっぱりお味噌汁です。
かけつゆのベースにも間違い無いと思います。
今回は休日のお昼に、かけそばを用意してみました。
かけつゆの調理例は、
一人前230〜250ccの出汁に、
お好みのお醤油と本味醂を大さじ一杯づつ、もしくは本かえし大さじ一杯半、です。
大さじ一杯づつで、とても簡単です。
物足りなさがあれば、
尚、好みのお醤油で本かえしを作っておくと、何かと捗ります。
また、お魚出汁に干し椎茸の戻し汁を極少量加えたり、
麺は、
そして、トッピングの具材を作るのも楽しいですね。
きつね揚げは大量に作って冷凍ストックしています。
大人は柚子胡椒や七味で辛みを足すのも良いですね。
お料理ネコ「どうぞー。」
いただきまーす!
「食べる食べる〜」「やったー」「おそば〜」
え゛っ゛!゛
やっぱりお出汁が美味しいっ!!!
熱々のかけつゆがたまらない。
恍惚としてしまう、素晴らしい味わい。
寒さの厳しい中、染み込む様に美味しいよ!
力強くて深くて、豊かな旨み。
節の香りも鮮やかだね。
良い塩梅に仕上がっているよ!!!
アッという間に消えてしまう、魔法の様な一杯。
皆んな大満足。
ウットリととても美味しそうでした!
かけそばって、こんなに美味しいものだったっけ。
ありがとう、美味しいね!
「良かった。上手くいったみたいだね。」
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出汁を利用したお料理の例 ②
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お味噌汁。
愛媛県産ならではの麦味噌の他に、八丁味噌で赤だし風、
煮物。
煮詰める過程からでしょうか、驚くほど豊かな旨みになります。
満足感が凄いです。
余談なのですが、出汁ガラは、以前はふりかけや佃煮にしていたのですが、
(庭の畑に埋めています、汗)
新年初投稿になります。
今年もよろしくお願いします。
ご一読いただき、ありがとうございました。
それではまた、次回お会いしましょう。
by お料理ネコ